医療用かつらで隠す
医療用のかつらは抗がん剤治療をすることが決まった時に用意しておくとよいです。
副作用での脱毛からの精神的なダメージを減らしてくれることが期待できます。
そもそも抗がん剤治療で脱毛する人はどのくらいいるのでしょうか。
乳がんの患者さんでは8割の人が脱毛の症状を経験されたというデータがあります。
これをショックに感じる方が多いのです。
脱毛の症状を医師から予見されたときには、室内用のヘアキャップや帽子もあります。
広範囲の脱毛がある場合には、かつらで脱毛した頭部を隠す工夫も必要です。
中には、医療用かつらというものもあります。
「ネットが柔らかい」「通気性がよい」頭皮に負担がかかりにくい」など配慮がなされています。
その上、対応するスタッフが医療用かつらの必要性をわかっているという安心感があります。
タイプや種類も様々で、サイズ調整が利くものやカットできるものが多いのも特徴です。
専門店に通う時間や相談する時間が安心してリフレッシュできるときになるよう、
隠すよりも楽しむという気持ちになれるお店を探すことをお勧めします。
医療用かつらで抗がん剤治療中でもおしゃれ
抗がん剤治療による副作用は、髪の毛が抜けることや嘔吐、食欲不振など様々です。
髪の毛が抜けてしまうことも少なくありません。
また、髪の毛が抜けショックを受ける患者さんもいらっしゃることだと思います。
髪の毛ですので、特に女性の方だと気にされるでしょう。
抗がん剤治療と入院とでお金がかかるところに、医療用かつらは少し高いと思われるかも知れません。
しかし、おしゃれを楽しみたいと希望される患者さんには医療用かつらは高くても良いものです。
お値段は、企業によってまちまちですが、十万するものや三十万するものもあります。
お値段は様々でピンからキリだと言えます。
中にはオーダーメイドできる医療用かつらもあります。
治療による副作用で髪の毛が抜けて気を落とすようなことがあったとしても、
オーダーメイドできておしゃれを楽しめるとなれば、気分転換になるかも知れません。
医療用かつらをつけることで少しでも、治療に前向きになっていただければと思います。